Self nail

爪の知識

小さい物を取ったり、かゆいところを掻いたり、先端で物を削ったりと、爪は日常生活でも使用する機会高い部分と言えます。また、使い勝手のよさだけでなく現在では、ネイルアートを施すなどファッションの一部としても重宝されている部分です。日頃から何かとお世話になっている爪もどのような器官で、役割を持っているのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。

爪はその形状などから骨や軟骨の一種だと思われている方が多いようです。しかし実際には、髪の毛、体毛と同じく皮膚が変化した皮膚の仲間です。もう少し細かく言うと皮膚の角質が硬質化した物で、これを「皮膚の付属器」と言います。形状が変わったり、割れた爪が回復するのは、皮膚と同じ新陳代謝などの機能を持っているからなのです。皮膚と大きく異なる点は、血管や神経が通っていない事です。爪を切っても痛みがなく、出血も伴わないのはこれが理由です。

爪を形成するネイルプレートは背爪、中爪、腹爪の3層から成り立っており、この3層構造が爪に高い硬度を持たせています。また、3つの層は同じ方向には連なってはおらず、背爪、腹爪は縦、中爪は横に連なることで柔軟性をも持たせているのです。

爪はタンパク質の一種、ケラチンによって構成されています。ケラチンはアミノ酸が集合した物質で、その量によって硬さが異なってきます。例えば、皮膚にはアミノ酸量が少ないケラチンが使われ、爪や髪には多くのアミノ酸を含んだケラチンが用いられているのです。
爪には様々な役割が備わっていますが、おおざっぱに言えば指先の保護が主な役割と言えます。これは骨や体毛と同じですね。また、骨がない指先へ加えた力を伝えたり、細かな感覚を正確に再現するのも爪の役割といえるでしょう。芸術がここまで発達したのは、爪の機能があったからと言う専門家もいるなど、細かな作業には爪が欠かせないのです。